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当研究室では、"イノベーションを科学する!"、 "経営と人を科学する!" をテーマに、以下の分野を研究しています。
(一般企業向け活動では、共同研究、委託研究、企業セミナー・コンサルタント(DX研修、業務改善など)を行っています。)
イノベーション研究
当研究室では、「分野横断型研究」を通じた「イノベーションの創出と知識創造の新しいフレームワークの構築」を目指しています。主な活動としては、異分野融合や産学連携などの分野横断型研究の推進、分野横断型研究に関する基礎教育、分野横断型研究に関する技術相談、分野横断型研究に関する講習会および講演会などを行っています。

ワークストレス研究
2022年10月18日(査読あり)、Yuji Mizukami, Junji Nakano,"International comparison of cross-disciplinaryintegration in industry 4.0: A co-authorshipanalysis using academic literature databases", PLoS ONE Vol.17, No.10, 2022: e0275306. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0275306
2019年からの新型コロナウイルスの世界的な広がりを受け、感染防止への対応のため、職場にテレワークや在宅勤務等の「リモートワーキング型の働き方」が急速に広まっています。このような社会的構造の変化が起こるなか、政府主導による「働き方改革」も進行しており、リモートワーキング型の働き方における「社員のメンタルヘルスの維持」が、企業における新たな人事課題となり、多くの人事労務担当者に対応が求められています。当研究室では、これら社会的にニーズに対応することを目指し、リモートワーキング型の働き方における社員のメンタルチェックの手法として、動画を用いた非接触型のストレス診断の方法を研究しています。

2022年3月31日(査読あり)、Shotaro ITO, Yuji MIZUKAMI, "Service with a Smile: A Study on the Psychological Burden of Leisure Facility Employees Using Emotional Labor Theory",International Journal of Japan Academic Society of Hospitality Management, Vol.8, No.1, pp.51-58.
2022年3月31日(査読あり)、Chiaki MORITA, Kokoro SHIRAHAMA, Hisao ATARASHI, Yuji MIZUKAMI, "The Effect of Background Music on Relaxation and Work Efficiency: An Analysis Based on Survey Data from University Students",International Journal of Japan Academic Society of Hospitality Management, Vol.8, No.1, pp.59-66.
人事評価&働き方研究
当研究室では、統計的手法に基づき、人事評価や業績評価に用いる評価指標の研究開発を進めています。この活動は、主に統計数理研究所と共同で進めています。
当研究室では、「働き方改善」の研究と企業指導の活動を進めています。
経営と統計の知識と分析能力向上を目指します。分析ツールは、統計処理ソフトウェアRを用います。

2018年 1月25日(査読あり)、水上祐治、大湾秀雄、「ソフトウェア開発における早期すり合わせの効果と働き方改革への示唆」、経済研究、一橋大学、Vol. 69, No. 1, pp. 1-17 (2018) <English> Yuji Mizukami, Hideo Owan, “Impact of Early-Stage Coordination in Software Development and Its Implications for “Work Style Reform””, The economic review, Hitotsubashi University, Vol. 69, No. 1, pp. 1-17 (2018)
2017年 5月15日、(査読あり)、Yuji Mizukami, Yosuke Mizutani, Keisuke Honda, Shigenori Suzuki, Junji Nakano, An International Research Comparative Study of the Degree of Cooperation between disciplines within mathematics and mathematical sciences: proposal and application of new indices for identifying the specialized field of researchers, Springer, Behaviormetrika, Vol.44, issue 2, pp.385-403, 2017
AI自然言語研究
当研究室では、人工知能、トピックモデル(LDA)、WORD2VEC等のモデルを用い自然言語処理の研究を進めています。
例えば、WORD2VECを用いると、単語をベクトル化して、同じような意味や使われ方をする単語同士はベクトル空間上で近い場所の存在として認識できるようになります。その結果、単語の足し算や引き算が可能となり、「王様」-「男性」+「女性」=「女王」という解釈ができるようになります。
学生への指導は、元マサチューセッツ工科大学人工知能研究所在外研究員の先生と共同で進めます。指導内容は、Pythonプログラミングに慣れてもらうところから始めます。開発ツールの設定など煩わしい作業を回避するため、まずはGoogle Colabを使用して、Pythonプログラミングの修得に集中できるようにします。

一般企業向け活動
当研究室では、企業向け研修や講演会を開催しています。
- DX研修: デジタルトランスフォーメーションの概要研修(全1回)やDXビジネスモデル創出セミナー(全6回)
- CDGM業務改善: 小集団活動による業務改善活動を指導します。(全6回)(中小企業を中心に指導実績多数あり)- 直感的統計学: ビジネスに必要な統計学の基礎を中心に、できるだけ数字を使わずにお伝えします。(指導実績多数あり)
- 書誌データの分析法:テキストマイニングによる書誌データの分析手法を指導いたします。
- ご依頼のテーマに合わせた講演会の依頼を受け付けています。
当研究室では、一般企業からの委託研究や共同研究を受け付けています。
まずは、お気軽にご相談ください。
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